マレーシアたより 14号

11月に入り、ここマレーシアのジョホールも雨期になっています。

ジョホール雨期は、乾期と比べてスコールの回数が増えること、1度に降る雨の時間が長くなること

(乾期では、30分程度であがるのに、雨期では半日以上続くこともある)、朝晩の気温が下がり

涼しく感じることができる。(但し、これは比較の問題です。日本から来ると、ここジョホールでは雨

期は秋から冬ですから、気温差が大きくなるので、やっぱりジョホールは暑いとなります)

 この2,3度の違いで(32度から28度になる)寒いと感じることができれば、もう現地化できています。

私も、昨年も多少感じましたが、今年はもっと気温差を感じています。帰った時はどうしよう??

3月に帰りますから、30度の熱帯から10何度の世界に帰るのですから、、、、、、、、

先のことですが、心配しています。

 

 さて、今回は、パサについてです。マレーシアでパサと言ったら、路上での曜日が決まっている

市場です。火曜日の夜に行われるパサには、何度か行ったのですが、人も多く、夜なので

写真は撮れませんでした。

 先日、私の行っている美容院(男性の散髪もしています)は、美容師が、私の同じ年の

北海道出身の男性です。同じ年なので、話しも気楽にできます。その中で、パサの話をしたら、

その美容室の前の通りで、土曜日と日曜日の早朝にパサをしていると教えられ、行ってみました。

 

このように、道の両側を使って、露店が並びます。これは、食事を売っている店です。

みんな朝ご飯を買っていきます。(こちらでは、食事は外食の方が多いのです)

 

一番売れていたのは、下の店でした。

 

所狭しと並んでいるのは、鶏。羽をむしっているだけのもの。

ウイング(羽根だけになっているもの)など、本当にたくさんあります。

こちらの肉料理では、ホテルや食堂で頼む時、「チキン」と頼むと

どこでもおいしい料理に出会えます。

「ビーフ」と頼むのは、ギャンブルです。(大抵はがっかりします)

「ポーク」と言うと、場所によっては嫌われます。(なぜかは分かりますね)

分からない方は、返信下さい。説明します。ここはイスラムの国ですから。

 

 

ところが、ここマレーシアは複合民族の国。奥が深いのです。

このバイクのおじさんが売っているのは、そう、豚肉です。中華系の人がいるので、

我々もこれが食べられるのです。しかも、おいしいのです。

その理由は???と問題にしてもいいのですが、答えが様々で収拾がつかない恐れがあります。

それは、鶏肉も豚肉もこのように売っています。熱帯の国ですが、氷でししか冷やしていません。

冷凍をしないので、新鮮な肉なのです。それが本当においしい秘訣です。

豚肉は、その日の朝に捌いたものをすぐに売るのです。

ただ、どこでも売っていないので、場所を知る必要があります。このパサは、中華系なので

売っています。常設のパサの場合は、地下に売り場があることが多いです。

スーパーだと、「NON HALAL(ノンハラル)」の表示がしている売り場で、

インド系の店員さんが売っていることが多いです。

 

 

それ以外には、野菜を売っているトラック、これは果物を売っている露店。

赤く見えるのは、「ランブータン」と呼ばれるおいしい果物です。

その向こうの台の上には、「スターフルーツ」が見えます。

 

このパサは、お客さんも中華系の人ばかりで、その中に日本人が2人でした。

が、別に違和感はなかったようで、きちんと中国語で話しかけられました。

もちろん、分からないので、英語で聞くと「ジャパニーズ?」と聞かれた後、

英語で値段を教えてくれます。こんな調子ですから、「キャン、ディスカウント?」

これでは、なかなかまけてもらえません。中国語かマレー語で話すと値段の交渉も

スムーズに行くようです。残念。

 

マレーシアが、このようなパサしかないと、皆様に誤解を与えることも考えられますので、

次回は、ジョホールのスーパーの中で、JUSCOの特集をお送り致します。

お楽しみに!!

 


マレーシアたより 15号

気がつけば、今日から12月。日本では冬将軍の訪れとジングルベルがちまたに溢れていることでしょう。

オーストラリアのサーフィンでやってくるサンタクロースではありませんが、マレーシアでも、ショッピングモール

(スーパーや百貨店など)の入り口には、サンタクロースの大きな飾りが目につくようになりました。

でも、マレーシアは寒いのでしょうか、北の国と同じ服装をしています。

 

 さて、前号で「3月に帰るので」と書いたところ、2004年の3月に帰るのかと言うメールを

かなり頂きました。文章が中途半端だったようで、反省しております。私の帰国の予定は、

現在のところ2005年の3月です(何があるか分からないので、断定はできませんが)。

 

 14号でのお知らせの通り、今回はパサではなく日系のスーパーの「ジャスコ」の様子を

紹介致します。

 

 

トゥドゥンと呼ばれる女性の被り物が見えなければ、日本のスーパーと言っても通のではないでしょうか。

本当に明るい、きれいなお店です。ジョホールでも、一番きれいなのではないでしょうか。

 

 

上は、果物と野菜売り場の様子です。下は、野菜売り場です。

値段の表示はRM(マレーシアリンギット)で、RM1が現在30円です。

従って、キャベツは1kgがRM0.19(6円)です。野菜類は、日本と比べてずいぶん安いです。

したの青菜は1kgで60セント(18円ぐらい)です。

日本からの輸入食品は、日本より高い値段になっていますが、それ以外は、物価は安いです。

もちろん、平均収入が日本と比べられないので、比較すること自体意味がないのでしょうが。

 

 

 

野菜や果物(場所によっては魚も)は、この写真のような「WEIGHTING COUNTER」を使います。

自分の必要な量だけ、袋に入れてこのカウンターに持っていきます。そうすると、計量器で

バーコードの付いた値札を貼ってくれます。これをしないと、レジを通ることができません。

自分で好きな物を、好きな量だけ買うことができるシステムです。

 

 

小学部3年生の「社会科見学」で行きました。ここのジャスコにどのような物があるのか調べているところです。

ここは、日本食品のコーナー。皆さんが見ると当たり前の物ばかりでしょうが、こちらに来ると貴重なもの

ばかりです。見て、買う時はホッとしますが、後でレシートを見るとぞっとします。

日本食品は、現地の物と比べると何倍も高いからです。日本で買う値段より輸送費の分だけ高いからです。

 

もう一つ、JUSCOらしい売り場は、日本の「寿司」売り場です。このようにパックになって売っています。

中国系の人やインド系・マレー系の人も買っていきます。やはりヘルシーで人気です。

ただ、現地のホーカーズ(屋台街)での食事は、RM3からできますから、ちょっと高めではありますが。

 

 

レジです。バーコードの自動読みとりが主流です。マレー系の店員さんが見えます。

ここでは、インド系の人や中国系の人も一緒に働いています。

お酒売り場とNON HALALのコーナーでは、インド系と中国系の人しか働いていません。

 

このような、大きな郊外型のスーパーが、ここジョホールにもたくさんあります。

ここ数年増えすぎて、外国資本を含めて大きなスーパーの進出は、5年間凍結です。

今月の20日に学校の近くにJUSCOがもう1店舗できるのが、ジョホールでは最後のようです。

 

インドネシア ジャカルタ